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*間合について

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※間合
自分と相手との距離関係のことです。
標準の間合としては一足一刀の間合があります。
これは一歩踏み込めば相手を打突し得るし、一歩ひけば相手の打突が届かない距離で、お互いの剣先がわずかに交わるぐらいの距離です。
この間合より近いのを近間といい、遠いのを遠間と言います。
これらのいずれの間合いからでも打突ができるように、普段から練習する必要がありますが、通常の稽古は標準の間合の一足一刀の間合で行うようにしなければいけないと思います。
それが住々にして、それより近い近間の稽古をする人が多いです。近間からは打突できるが、一足一刀の間合からは打突できないというのでは困ります。一刀一足の間合の稽古というのはあたりまえのことですが、実際問題として大変難しいです。しかし、いつも一足一刀の間合の稽古をするように努めなければなりません。
間合は、自分と相手との距離関係ですが、単なる距離だけではなく、精神的なものが加わり、例えば、こちらが攻め勝っているときは、相手が近くに感じられ、これと反対に、相手に攻められているときは、同じ距離なのに、相手が遠くに感じることになります。このように、間合は、精神的な働きが加わると、同じ距離でも感じ方が違ってきます。昔から、自分からは近く、相手からは遠い間合をとるようにせよ、と教えられています。このことはたいへん難しいことですが修練を積んで自得したいものです。

※間合をつかんだ者が勝敗をきめる。
「間合が近くて危ない」「間合が遠くて打てない」というように、間合というのは、攻防に際しての相手との距離をさしていいます。この間合における、互いの有利、不利を先につかんで判断した者が、勝敗を決めることになります。
 間合には、「一足一刀の間合」「近い間合」「遠い間合」の三つがあります。実際に打つ時には、この間合を確認しておかなければなりません。

※これが基本だ。
一足一刀の間合は、剣道の基本の間合です。この状態であれば、少し踏み込めば打てるし、一歩下がれば相手の打突をかわすことができます。攻撃にも防御にも適した間合なのです。
 相手と向き合って、この距離感をしっかりと覚えておかなくてはなりません。近い間合では、相手も自分もすぐに竹刀がとどく。
 遠い間合では、互いに竹刀がとどかない状態となるのです。   

※姿勢を正しく
 昭和の剣豪といわれた高野佐三郎先生は、著書の中で「間合は、敵からは遠く、自分からは近い距離で」と書いています。初心者には少し分かりづらいですが、構えた姿勢によって相手には遠い間合になったり、近い間合に感じたりするもの、という意味です。
 背筋ののびた堂々とした構えは、相手には遠い間合に見えるため打たれにくく、逆に腰をかがめたような構えは、近い間合に見えるため、打たれやすくなってしまうのです。

※少しずつ間合になれよう。
 とにかく急いで相手に打ち込もうとして、打った時に、左足が体についていかずに、はねてしまう人がいます。その場合は、近い間合から練習すると、無理をせずに打つことができます。
 バランスがくずれないように近いところから、少しずつ間合を広げていけばよいのです。

※踏み込み足を使う。
 いくらか離れた間合から相手に打ちこんでいく場合、素早く打つために、踏み込み足を使うのです。
 大きく前に右足を踏み込んで一気に踏み込みます。
 大きな動作になるために、姿勢がくずれやすくなるので注意しなければなりません。

※間合のとり方によって攻めもかわります。

※脇が甘いと打突が弱くなります。またしめすぎると伸び伸びと打突できません。

※間合について(一握りの間合)
「相手より遠く自分より近く間合いをとれ」間合いはなるべく遠く離れることが良いとします。相手よりは遠く自分よりは近くで。
 自分の姿勢でも間合いに遠近を生ずるものです。
 身体を仰ぐ者は打ち間が遠くなり、前に倒し過ぎの者は打ち間近くなる。相手を見下すと見上げるは、大きな相違になります。
 大事な試合の場合には間合いを遠くして、打ちを届かない位置に、相手が尽きたところ、起こる頭、引く機会を逃さず打ち込むこと。
 遠い間合いについて、相手が出れば退き、退けば出て、近寄らなければ容易に打たれることはないのです。
 相手が業を速く打ち数多く出し、飛び跳ねてくるときは、間合いを遠くして切先の届かぬところにいて起こり頭を打つこと。
 間合いを遠くとり守備を固くし相手の隙に乗って勝ちを得ることも大切なのです。

※間合(一)
 打突は間合いが切れるまでです。
 小手が外れても面、胴などの連続技、また、体当たり、鍔ぜり合いからの引き技などにつなげる稽古が必要です。

※間合の攻め
 剣先の攻め合いになります。遠間から気勢よく、だんだんと触刃から交刃となるその十センチ(拳一握り)の攻め合いです。そこから一足一刀の間合いに入ろうとする。そのとき捨て身になって打つことです。
 中心線・生命線の取り合いが剣道の九割を占有しているといわれます。
 遠間から中心線をしっかり押さえて相手の剣を封じ込めたときに、グッ、と一足一刀の間に勇気を持って入ること。
 表から取ったら面に伸び、裏から取ったら小手~面と捨て身で乗る稽古を普段からしましょう。
 攻めはどんなイメージで持てば良いのか。剣先が、相手の中墨から喉をえぐるよう「気攻め」して相手に「苦しい」と思わせるような「剣攻め」を行い。動いたら打ちますよ。打ってきたら切らせてもらいますよ。というような感じで攻め、相手が我慢できない、打っていけとそんな感じで。(稽古や練習試合の中で身につけるしかありません)これからの稽古はこのようにイメージを持って取り組むことが大切になります。

一.間合いとは、相手と自分の距離をいう。
 相手と剣をと相対し、一歩踏み込めばただちに相手を打突し得る位置間合いに接するとき一歩踏み込めば届き、退けば外れる。通常間合いを約六尺といいますが、各人の体格、技量、刀の長短などにより常に一定ではありません。

二.相手より遠く自分より近く間合いをとれ。
「間合いはなるべく遠く離れてを可と知る。」相手よりは遠く自分よりは近くで。
 自分の姿勢でも間合いに遠近を生ずるものです。身体を仰ぐ者は打ち間が遠くなり、前に倒し過ぎの者は打ち間近くなります。
相手を見下すと見上げるは大きな相違です。

三.三段の間合い。
三段の間合いということあり。初心の者を相手とするときは間合いを近くにして種々な技術を試みて練習すること。互いに有益なる練習方法です。
 同格の者と相手をするときは通常の間合いより打ち突きが失敗するとも顧(かえり)みず、心を残さず充分 に動くこと。また、大事な試合の場合には間合いを遠くして、打ち突きの届かない位置に、相手が尽きたところ、起こる頭、引く機を逃さず打ち込むこと。遠き間合いについて、相手が出れば退き、退けば出て、近寄らなければ容易に打たれることはないのです。
 相手の業が速く打ち数多く出し、飛び跳ねてくるときは、間合いを遠くして切っ先の届かないところにいて起こり頭を打つこと。間合いを遠くとり守備を固くし相手の隙に乗って勝ちを得ることも大切です。

※間合(二)
 自分と相手との距離関係のことです。標準の間合としては一足一刀の間合があります。
 通常間合いを約六尺といいますが、各人の体格、技量、刀の長短などにより常に一定ではありません。これは一歩踏み込めば相手を打突し得るし、一歩ひけば相手の打突が届かない距離で、お互いの剣先がわずかに交わるぐらいの距離です。この間合より近いのを近間といい、遠いのを遠間と言います。これらのいずれの間合いからでも打突ができるように、普段から練習する必要がありますが、近間からは打突できるが、一足一刀の間合からは打突できないというのでは困ります。一刀一足の間合の稽古というのはあたりまえのことですが、実際問題として大変難しいです。しかし、いつも一足一刀の間合の稽古をするように努めなければなりません。
 間合は、自分と相手との距離関係ですが、単なる距離だけではなく、精神的なものが加わり、例えば、こちらが攻め勝っているときは、相手が近くに感じられ、これと反対に、相手に攻められているときは、同じ距離なのに、相手が遠くに感じることになります。このように、間合は、精神的な働きが加わると、同じ距離でも感じ方が違ってきます。昔から、自分からは近く、相手からは遠い間合をとるようにせよ、と教えられています。このことはたいへん難しいことですが修練を積んで自得したいものです。

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