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*攻め

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攻め
 攻めるということは、攻めることによって、相手の構えを崩すとか、心を動揺させることです。
形の上からいうと、いつも、こちらの剣先が生きていて、相手の咽喉を中心に相手の右拳を、相手が上段の場合は、相手の左拳から咽喉を攻めるようにします。しかし、これは基本の形であって、こうすれば必ず、相手に攻めが通じるかというと、なかなかうまくいきません。相手が脅威と感じなければ、本当の攻めにはなりません。
 修行を積んだ人の前に立つと、相手が無構えであるのに威圧されるような感じがすることがあります。したがって、攻めは形から入るのですが、このことは稽古を重ね、修行を積んで自得する以外に方法はないのではないかと思います。

見えない「攻め」 
『「気」の持ち方』からスタートするのが剣道だと思います。「逃げない剣道」という言葉があります。その言葉に憧れて下手なのに避けないので稽古したらボコスカ打たれたことがありました。やっと最近、仕掛け技、応じ技が一つ二つできるようになってきて、心の余裕がまるで違うことが分かりました。「わぁ~打ってきたらどうしよう」と思いながら出すカラ元気と、「打ってみろ。打ち返せるぞ」と構えているのとでは、火縄銃とバズーカ砲くらい違います。(と、自分では感じてしまいます。実際、稽古していても上級者には打ち返せませんから、相変わらず火縄銃だとしても・・・。)
 技だ!技が伴わなければ、「気」も「攻め」もないのだと、今の段階では思っています。技を一つ一つ詰め込んでいき、稽古に支えられた自信と、練り上げられた心のパワー(「気」)と、「これが自分の剣道だ」という意志が充満した時、構えているだけで「攻め」になるのじゃないかと思います。何十年先の話をしているかって?それでいいのです。その長い道中が楽しいじゃないかと思います。それが剣道なのではないでしょうか。

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