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*捨て身

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捨て身 
 よく捨身で打ち込めといわれますが、捨身というのは自殺とは違います。相手が十分に構えて、剣先がこちらの体の方向に付いているのに、それに向って飛び込んでいけば、勇ましく自殺するのが道理であります。
しかし、ときには相手の剣先がこちらの体に向いているが、こちらから非常な勢いで打ち込んだために、相手の剣先が外れて、こちらの打ちが成功する場合があります。また反対に、相手の剣先が外れているので、好機と思い打ち込んだが、剣先が中心ともどり、それに突っかかって、打ちは成功しない場合もあります。
打突の機会を見きわめるのは困難であります。したがって、自分がその機を見きわめるというよりも、機と見たら思い切って出ることだと思います。見誤って失敗することもあります。しかし、そういうことを繰り返しているうちに、いつしか、 その打つべき機会を自分で会得することでしょう。また、せっかくの好機も、ちゅうちょした打突では失敗するし、身を捨てた思い切った打突ならば成功するものであることを知ることと思います。

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