*打ち込み練習とかかり稽古
*打ち込み練習とかかり稽古
打ち込み練習と懸かり稽古
この二つは、ともに打突の練習方法です。打ち込みは、鋭い気合をかけ、正しい姿勢で、なるべく遠問から、大枝で、無心に打ち込むようにします。打たせる方は、適切な間合をとり、打つ機会を作って、上手に打たせるようにしなければなりません。ここで注意しなければならないことは、打ち込む方が、相手はこちらに対して攻撃してくる心配もないからと、気を抜いたり、おざなりの打ち込みを行なったり打たせる方も、上手に打たせる努力をしないで、ただ漫然と打たせるような打ち込み練習であってはいけません。
懸かり稽古は、打つ方は自分から相手の隙を見つけて、一心に打ち込む。受ける方は相手の程度に応じて、打たせたり、受けたり、外したり、出鼻を打ったり、応じ返したり、いろいろの技を練習します。
打つ方は受けられたり、外されたりすることを念頭におかないで、短時間のうちに数多くの技を力一杯に打ち込むようにしなければいけません。