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*底辺拡大と武道への回帰

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※底辺拡大と武道への回帰
昭和30年代に入って段位制度が確立され、各種の大会が増えていくにつれて、剣道は現在に至るまで発展し続けています。
昭和30年代の後半から女性にも一般的なものとなり、海外にも愛好者が増えて昭和45年から3年おきに世界剣道選手権大会が開催されるほどになりました。昭和40年代から50年代にかけては「少年剣道ブーム」と言われ、戦前では考えられないほど広い層へ剣道が普及していきました。
こうして底辺が広がる中で、試合が増え、剣道がスポーツ化、ゲーム化しすぎて、スピードや体力の競い合いになってきたことへの危惧から、武道への回帰が求められ、昭和50年代には「剣道の理念」の制定や度重なる規則改正、全日本選手権出場者の資格制限などが行なわれました。
しかし平成に元号が変わる前後から少年剣道人口が激減し、町道場も減少して剣道界は沈滞ムードにつつまれます。学校教育でも格技から武道へ名称が変更になりましたが、それまでにとられたさまざまな改革も功を奏さず、平成になってから全日本選手権をオープン化し、試合規則をまたも改正して、戦後最初の出発点に近い形に戻る動きが起こりました。
平成10年頃からは少年剣道人口も横ばいか、ところによってはやや増加に転じ、再開者など中高年の人口が増えるなど、明るい兆が見え始めています。世界選手権参加チーム30を超え、世界的な広がりを持つ武道としてのさらなる発展が期待されています。

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