富勢剣友会、大きな声で元気いっぱい!

*剣道形修行の必要性・効果

*剣道形修行の必要性・効果


《剣道術理へ戻る》


◎剣道形修行の必要性・効果
 剣道形は各流派のすぐれた技を集め、剣道の技術の中において最も基本的な打突法を組み立てたものです。礼式、構え、間合い、攻め、打突、気合、残心など、すべての術技ともいえるもので、極めて高度なものであるので、初心者はもちろんのこと、
上級者も常に形の稽古によって正しい剣道を修得することが必要です。

・効果
 一.正しい礼儀が身に付く。
 二.正しい姿勢ができ、落ち着いた態度が身に付く。
 三.眼が明らかになり、相手の動きや気持ちを観察できる。
 四.足の運びが良くなる。
 五.悪い癖が直り、太刀筋が正しくなる。
 六.気合が錬れて、気魂が充実する。
 七.動作が機敏、軽快になる。
 八.適切な間合いを知ることができる。
 九.打突が確実となる。
 十.数多く修練することによって、気品や風格ができ、気位が高くなる。
などの剣道の基本となる手足の捌き、気合、呼吸、打突の機会等を修得することが出来るので剣道の稽古の際には剣道形も合わせて修行するよう努めなくてはなりません。

(一)身体面の鍛錬
 剣道においては、気合を入れ、精神を込めて、全身の各機関を充分に活動せしめ得るから、血行をよくし、消化を進め、あらゆる機関の機能を完全にし、体力を強健にし、動作を機敏且つ耐久ならしめることが出来るので、神経系統の機能を発達きせることはいうまでもありません。
技術を練磨する過程において、体力、健康を増進し、著しく強靭(きょうじん)なものとなるのです。
(二)精神面の鍛錬
 ひとたび相手に対すれば、如何なる相手の変化に対して、常に機会を見破り、瞬時に対応し確実に之を実行しなければなりません。従って剣道の修行によって、洞察力を敏感にし、注意力を強大にし、機先を制し、判断力、実行力などが養われるのです。また、剣道の根本である武士道の精神と、厳格なる修行法とによって、勇気、胆力、剛穀、沈着、忍耐、持久、克己、勤勉、質素、快活、明朗、寛容などを養うことができ、なお道場などにおけるしつけと稽古によって、礼儀作法が正しく身につくと共に常に不正卑劣をにくみ正々堂々、公明正大を目指し、正義を重んじる諸精神が養われるのです。
 以上のような心身鍛錬の効果は、一定の月日、熱心と努力とによって始めて得られるものです。剣道は単に教え学ぶのでなく、日夜鍛錬、工夫して、始めてこれらの目的が達成され、よき社会人となることができるのです。

《剣道術理へ戻る》

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional