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*剣道の道歌・・・稽古に関するもの

*剣道の道歌・・・稽古に関するもの


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◎剣道の道歌・・・稽古に関するもの
・初めにはすなほに大きく業をもて中はいろいろ後は無駄なく
・初心なるうちはカを出しつつ稽古つもりて和らぐぞよき
・稽古をば疑ふ程に工夫せよ解きたるおとが悟りなりけり
・つれづれに工夫観念つとむればまことのときにうごかじ
・吹く風も雪も霞も咲〈花も勤むる業の工夫とはなる
・夢にだに思念工夫を忘れずばなしてなし得ぬ技やあるべき
・竹刀の技と思へば気は軽く心の鍛へ空で甲斐なし
・稽古とて勝負の心忘るるな勝負は平素の稽古なるをば
・稽古だに積らば塵も山とかや石もみがかば玉となりぬる
・如何ならむ事にあひてもたゆまぬは我が敷島の大和魂
・幾そ度竹刀の手傷おひぬらむ打たれ打つ身はずたずたにして
・入代り立代りても打てや打て竹刀の竹はささらなすとも
・奥山に心を入れて尋ねずば深き紅葉のいろも見まじや
・怠らず行かば千里の外も見む牛の歩みのよし遅くとも
・大空に聾えて見ゆる高嶺にも登れば登る道はありけり
・くりかへし百度千度うたれてぞひかりはまきる藤のき衣
・初めから物の上手はなきものぞ勉めはげめよ太刀打ちの術
・下手ぞとて我と我技さげすむなつもらば塵も山の言の葉
・わかき時流きぬ汗は老いて後涙となりて出づるものなり
・我が心竹刀の竹のたわたわに榛ゆむべしやは身は疲るとも
・我が流は行方もしれず果もなし命を限り勤むなりけり
・よき技を教へられても皆癖のつたなきところを習ふ人かな
・えて人は皆癖々のあるものぞ悪しきを捨てて書きを学べよ
・くせが出て弱くなったと知らずして同じ強さと思うはかなさ
・師もいかで問はぬ大事を教ふべき心をつくしねんごろに問へ
・案内する人をたよりに入らばいかなる道かふみ迷ふべき
・ともすれば悪き道にぞ引かれ行く心の駒に手綱ゆるすな
・書きに似て悪しきに似るななべて世の人の心は自在鍵なり
・此の道は上手ばかりが師ではなし下手ありて又上手ともなる
・太刀がらみ霞人相捲落しっねになき手は下手を対手に
・下手こそや上手の上の鏡なれそしるべからずかへすがへすも
・取立ては上手の者を打つよりもうたれ上手になるがむずかし
・いろ起り杏ひ柏子の手に入ればまず許さるる取立ての道
・斯道の技を知るまで面白く拍子あはせてとり立てをせよ
・師となれば弟子を活かすを旨とせよわれが強さを示すべからず
・それぞれに人の為す技ちがふなりよく見て習へ人のなす技
・善きも友悪しきも友の鏡なる見るに心の年をみがけば
・夏の暑さ冬の寒さも何かといふ我をはげます友とし思へば
・上段にとられし時は身を捨てて敵の心のととのはぬさき
・上段に向ひし時はそのままにやむなく敵の打おろすまで
・上段は立派なれども不利なればむやみ矢終に取るものでなし
・両刀に立ち向ひたる共の時は小太刀に心うつすべからず
・両刀に立ち合う時と上段は同じ構へと同じ心に
・敵の太刀打ち落したる己が身は風なき夜半の雪のありさま
・落されし太刀に心を捨小舟水の流れにまかせ見るかな
・竹刀をば落さば直ぐに打入りて外さば無手と組みてかためよ
・敵の太刀打ち落したるその時は心静めて速やかに打て

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