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*剣道の道歌・・・技に関するもの

*剣道の道歌・・・技に関するもの


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◎剣道の道歌・・・技に関するもの

・いろいろに姿勢態度もきまらずに打たん心は禁物と知れ
・立食は心静かに気を配り富士の姿を姿とはせよ
・左右前と後のつりあひのよろしきに置けおのがからだを
・雄々しさよ真直ぐに立てる大杉の姿を己が姿にぞせむ
・いろいろと構はあれど正眼の外にこころをうつすべからず
・いろいろに太刀の構へはあるけれど先づ正眼の構へ忘るな
・構へとは長短により異なれどまづ三角の身作りをせよ
・右左高き低きの中庸を守りて敵を払ふ中段
・踏む足は我が立ち歩むそのままに右足前に爪先きで立て
・あちこちにふみたる足を直さねばこれぞ進まぬはじめなりけり
・かたよりてふむ足をこそたださぬが技のすすまぬ初とは知れ
・心せよややともすれば身構はふむべき足のかたよりぞする
・振りかぎし撃込む太刀の連れ足は波間を奔るうさぎとや知れ
・身構へはわが立ち歩む其のままに爪先立ててふむをよしとす
・武士の常に踏む足心して事に臨みて乱れぬγよき
・手の内の出来たる人の取る太刀は心にかなふはたらきをなす。
・いといたく打たれて息は切れにけり刃もなき竹のしなひ乍らに
・うつ時は両の拇指くすし指ゆび小指の三つでしぼる心地で
・おさえたる太刀にねばりのなき時は敵の手元のくつろげるなり。
・只持つとうっとは握り違ふなりよくみよ神子の鈴の手元を
・おきえたる太刀にねばりのなき時は敵の手元のくつろげるなり
・只持つとうつとは握り違ふなりよくみよ神子の鈴の手元を
・とる太刀のにぎり調子は柔かにしめずゆるめず小指はなさず
・執る太刀をしめずゆるめず乗かに握れる人の太刀先を見よ
・右をさき左をあとにやんわりと手拭しぼる心にて持て
・手元にて茶巾搾りにしぼり懸け右手は卵を握るとや知れ
・目附とは陣を見るぞ習ひなる物の萌しは隠されもせず
・いろいろの花をば耳に見る声の鍾をば目にてきくべかりける
・月かげの熊らきぬ里はなけれどもながむる人の心にぞすむ
・眼をば心を見ると思ひなし目にてものをばみぬものぞかし
・眼をば見る事のみと思ふなよ心に一つまなこありけり
・目にききて耳にてものを見る人は万の事は迷はぎりけり
・折敷きて礼を行ふ時もよく敵のま増にに心とどめよ
・苦しきは己も人も同じなり今一と呼吸が油断大敵
・いきを吸いその息腹につめ乍ら中段下げて下はらをせむ
・上帝はかたくしむるなかたければ久しく息は続かぎるべし
・剣道の呼吸如何にと尋ぬれば吸うてつめると吐くの三つなり
・技位すすみし上は気をこめて矢声なりとも出だすべからず
・懸声は真の気合の影にして心にてかく汗ぞたつとき
・掛声は敵の心を挫くまで成るペく高く勇ましくせょ
・打込みはふりにかまわず数を打ていつかは馴れて早わぎとなる
・打込みは間合離れて飛込みて、わが鍔元で斬る心せよ
・打込みをむやみやたらにするゆゑは手足の凝りをとるものと知れ
・切りかえす太刀の早技目覚ましく当る傍ら敵なかりけり
・挙もて打込む程ぞよかりける体に根ざさぬ技は危ふし
・白浪の間なく時なくしばしばに打つ太刀音の高くもあるかな
・畳みかけ重ねかけつつ打つ大畑咋物ぞともなく受けつ流しっ
・独習は丸木を立てて左右から丹田ヘカを入れて打つべし
・兎に角に両の横面体当りふりをかまはず踏み込みて打て
・二度三度打ち込む時は心してむだ太刀打つな気を込めて打て
・まづ初手は両の横面右の小手体をしまず打ちかかるべし
・打つたちは力で打つな手で打つな我が知らざらん節に任せて

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