富勢剣友会、大きな声で元気いっぱい!

*剣道の学び方

*剣道の学び方


《剣道術理へ戻る》


※剣道の学び方
 ひとつの技が自分一人でできるようになっても、剣道が強くなったとはいえません。
 相手と練習するときに、教えられた技が思うとおりに使えてはじめて強くなったといえます。面打ち、小手打ち、胴打ちの基本的な技ができるようになったら相手と組んで練習をして、実際に技が使えるかどうかを試してみることが大切になります。(資料)の中に書いてある事柄等で、ある程度「剣道の技が頭でわかる」ように努力してきたわけです。これから先は書いてあることを「実際にやってみてわかる」ことが必要になります。まず一人で竹刀をもって練習してみてください。少しずつ技の内容がわかってくるはずです。しかしこれだけでは技として役に立ちません。そこで先生や友達に相手をお願いして、二人で打ち合って練習しながら、技を体で覚えていくようにします。

※二人でする練習の場合は、
 友達とは、おたがいに「打たせたり」「打ったり」しながら、これまで一人で学んできたことを練習します。
 先生に対しては、自分が「打たせていただく」練習をして、悪いところを直してもらいます。このようなやりかたで練習を続けていくと、よくできるところや悪いところがだんだんわかってきます。
 悪いところがわかってきたら「なぜだろう」と考えながら練習するようにします。
 立派な剣道ができるようになるためには、このような態度で練習をすることがいちばん大切なのです。練習を続けているうちに、このことに気づくようになります。
 実際にやってみて技がわかるようになったら、練習や試合のときにその技が使えるようにします。やってみて、技ができるようにするのです。
「実際にやれる」という自信がつくまで、くり返し練習しなければなりません。

※今までのことをまとめてみると。
(1)「剣道の技がわかる」ようにする。本や資料等を見て、頭で技を覚えます。
(2)「実際にやってみてわかる」ようにする。
①本や資料を見ながら実際に竹刀を動かして、技を覚えます。
②先生や友達に教わったり、友達と話し合いながら練習をして、技を覚えます。
(3)「実際にやれる」ようにする。
①先生との練習のなかで、自分の体と竹刀が思うように動かせるようにします。
②友達との練習や試合のなかで、自分の体と竹刀が思うように動かせるようにします。
以上のような順序で練習を続けて、これまでこの資料で学んできたことがすべて「実際にやれる」ようになってください。

※基本の練習方法(上達の早道は、毎日練習をつみ、基本をしつかり身につけることです。)
 練習には、相手を想定した打ち込み稽古、かかり稽古、互格稽古、引き立て稽古などがあります。まず、どんな練習をするにしても、背筋をまっすぐにします。そして、基礎的な構えや手の内、それに足の位置を確かめながら、一本一本を大きく振りかぶり、正しい間合いから気合いを込めて打つことを心がけなければなりません。しかし、形を気にしすぎていると、「小さな剣道」になりやすいので、力まず、のびのびと打つことも大切です。
 上達するにしたがって、新しい技などを覚え、細かく工夫をしていかなければなりません。また、試合でなくとも、常に相手の動きに注意を払いながら、集中して練習しなければなりません。

※一人で練習す手方法
 正しく打った感じを覚える(有効な打ち一本)にするためには、打ったときに力を集中できるようにしなければなりません。
力いっぱいに打ったり、打ったときに手がゆるむような打ちかたでは、一本にはなりません。正しく打ったときの手の感じを覚えることがとても大切となりますが、そのため実際になにかを打ってみることが必要です。
※いろいろな方法を工夫して、打ったときの、
①力の入れかた
②左右の手のしぼり方を覚えてください。
鏡の前で練習する
鏡の前で竹刀をふりながら、
①姿勢がが正しくできているか
②竹刀が正しく振れているか
を自分で確かめながら練習することも大事です。
鏡の前ですぶり
稽古を見ていると、ただ竹刀を振っているだけの人が見受けられます。
※すぶりは準備運動ではありません。もちろんその役割も果たしますが、一回一回ゆっくりと竹刀の構え方、振り方に注意を払いなが振らなくてはいけません。しっかりとした基本通りの形を作るのが、第一の目的です。
 鏡の前ですぶりをすると、竹刀の振りかぶり方、足の位置、振り下ろした時の手の位置などを、自分で確認することができます。

※打ち込み台に打ち込み
 ひとりで練習する時、構えた敵を想定した打ち込み台があると、便利です。面、小手、胴の連続打ちもできるので、間合を確かめながら、正確に打つ練習ができます。しかし、そういう器械がなくとも練習はできます。たとえば地面に太い棒を立てて胴打ちの練習をしたり、木の枝などに棒をつるして小手や面の打ち込みをしたりと、いろいろ工夫してみるのも楽しいものです。

※見取り稽古
 友達が先生に教わっているときに、そばでよく見て勉強することもとても大切です。剣道ではこれを「見取り稽古」といって、友達の良いところ、悪いところを見て、自分の技の参考にすることを教えています。

※二人で行う練習
打ち込み稽古 (面をつけない) 
 打ち込み稽古は、ふたりで行うと手軽にできます。面をつけない打ち込み稽古は、元立ちが、竹刀、もしくは打ち込み棒を持って、打つ側がそこに打ち込んでいく方法です。また、面だけでなく、ほかの防具もつけないで行えます。竹刀さえあれば、練習できるからです。
 小手、面の打ち込みは、元立ちがそれぞれ打つ位置に竹刀を横にして持ちます。また、元立ちが竹刀を両手に一本ずつ横に持てば、小手・面の二段打ちの練習もできます。
 胴の場合は、元立ちが胴を空けてやればいいのです。
 胴をつけない場合は、竹刀をたてに下げて、打たせてあげればよいのです。
  元立ちを何人か並ばせて、面の連続打ちなどの練習をすることもできます。これも一本一本を正確に打っていくことを心がけなければなりません。
 遠い間合からの打ち込みなど、打たせる側の元立ちの裁量で、練習の幅が広がります。
 元立ちは、打ち手の姿勢、振り方などを見ながらアドバイスしてあげます。またどんな練習をしたいかを元立ちと相談しながら打ち込み練習をしていくこともできます。

※打ち込み稽古(面をつける)
 打ち込み稽古は、防具をつけると、より実戦的に行うことができます。
 実際の面、小手、胴に打ち込んでいくので、間合が正しかったのか、あるいは、正確にしっかりと打つことができたかなどを確認するのにもよいし、打った後に体当たりをして、そのまま引きながら打てるという利点があります。したがって元立ちになる人は、体当たりをされても、当たり負けしない人であることが必要です。また、しっかりとしたアドバイスをしてもらえるとよいので、初心者にとっては、指導者かより経験のある人に元立ちになってもらうとよいのです。
※試合で正確な打突を得るのに効果的な練習だけに、特に次の点に注意を払いながら打つことです。
①元立ちとの間合をしっかり覚える。
②元立ちが空けた部位を、その機会を逃さないように機敏に打ち込んでいく。
③打突後の体当たりを、まっすぐ正面から行う(正面であれば、竹刀がまっすぐに振り下ろされている証拠です)。
④試合の時と同じように大きな声を出し、気合いを入れること。

※懸かりげいこ(かかり稽古)
 懸かり稽古は、基本的な打突ができるようになったら、覚えたものをすべて出しきるように、体力と気力の続くかぎり、相手に打ち込んでいく稽古です。相手に打たれてもよいので、正しい間合、姿勢で気合いを込めて自由に打っていきます。さまざまなしかけ技を出していく絶好の稽古でもあります。また元立ちは、正しい打突でなければ、しのいだり、返したりして正しい打突をさせるように促していきます。

※互格稽古
 互格稽古は、実戦を想定した動きや技の習得のために行われます。実力が互格の者同士が、互いに上達するために積極的に技を試していくけいこで、それだけに一本一本の技の打ち込みを、実際の試合の場と同じような緊張感を持って行うことが大切です。
 相手の技術が互格であるため、ただ技を出していくよりも、自分の得意技を一歩向上させたい場合や、新しい技の工夫をしたい場合にも役立つ稽古です。

※引手立て稽古
 この稽古は「元立ち稽古」とも呼ばれています。元立ちになった先生や先輩方に、自分のよいところを伸ばしてもらったり、悪いところを直してもらったりして、引き立てられながら打ち込んでいく稽古です。この時、指導者側は、以下のようなことに注意して稽古を行います。
①正しい姿勢で気持ちよく打たせて、技をのばしてあげる。
②間合に気をつけて、自らが前後に動いてあげながらきれいに打たせる。
③気合いが入るように、打つ側を激励する。
※試合稽古
 名前の通り、試合を想定して行うけいこです。大会の直前に行うことが多いです。したがって審判を立てることがあります。この稽古は、時間なども試合と同じ規則に合わせます。
 日ごろの練習の成果を出す意味があります。いざとなると練習してきたことを出せない場合もあるため、反省材料が多く見つかることが多いのです。
 実際の試合に技を生かすためにも、自分の実力を向上させる機会でもあります。

※寒稽古と暑中稽古
 寒稽古は、主に一月や二月などの寒い時期に、連続して行われるものです。技術的なことだけでなく、忍耐といった精神的な部分を修行する意味合いが強いのです。また、暑中稽古は、夏の真盛りに行われますが、こちらの目的は精神的な修行だけではなく、技の練習など、技術の向上を目ざして行われることが多いのです。
 この苦しい時期の稽古を通して、心と体をきたえるのです。

※総合練習
 約束練習で技が身につき、体と竹刀が自由に動かせるようになったら、自由に打ち合って練習し、お互いの技を磨きます。
 練習は試合とはちがいますから、打たれたりを気にしてはいけません。
 十分に体を動かし、次のことに注意して、練習してください。
(1)基本(これまでに勉強したこと)を守って練習し、打たれたら、「なぜ打たれたか」を考えて工夫します。
(2)姿勢をくずさないように気をつけて練習します。
(3)気力をいっぱいにして練習します。そのために、打つときに大きな発声ができるようにします。

※先生に対する練習
 先生に対する練習はいろいろな練習法の中でもいちばん大切な練習です。とくに次のことに気をつけます。
(1)礼儀正しくすること
 どの先生もみなさんを立派に育てるために自分の体を打たせながら練習してくださるのですから、先生に対して感謝の気持ちを忘れてはいけません。
(2)一生懸命にやること
 先生はみなさんの良いところと悪いところのすべてを知っています。先生の話を素直に聞いて、おっしゃるとおり一生懸命にやることが大切です。

※試合
 試合は自分の技が正しく使えるかどうかをためす良い機会となりますから、積極的に行う必要があります。しかし初心者はあまり行うと悪いクセをつけてしまいがちですから、必ず先生の指導のもとに行うようにしてください。
 ◎試合をするときは、次のことに気をつけます。
(1)ぜったいに負けない気力で試合をすること。
(2)規則(ルール)を守ること。
 先生が指導してくれる規則にしたがいます。
(3)勝ってもいばらず、負けてもくじけないこと。
 勝っていばるのはいちばんいけないないことです。
 勝ったらさらに上達するように考えるのが大切なのです。また負けてもくじけてはいけません。
 自分が負けた理由を先生に聞き、自分でも考えて、練習に役立たせることが大切です。
(4)礼儀正しく行うこと。
 剣道でははじめから終わりまで礼儀正しくふるまいます。
 定められた礼法をきちんと守って試合をしてください。

※大切な準備運動
 体というものは、静かな状態から動き回る状態にいちどに変わることはできません。
 激しい運動を行うときは、だんだんに体を動かして暖め、血液を体じゅうに送りこんで、いろいろな筋肉に、「さあ、これから思い切り動かすぞ!」と、号令してやることが必要です。これが準備運動で、けがを防ぐために、また良いコンデイションで試合や練習にのぞむためにとても大切になります。とくに剣道ではうでや足の運動量が大きいので、これらの筋肉を十分にほぐすようにします。

《剣道術理へ戻る》

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional