*剣道とは
*剣道とは
◎剣道とは
剣道はおたがいに防具をつけ、竹刀をもって、相手の防具の決められた打突部位を、竹刀の打突部で打ち合って勝負を決める競技です。
※防具
剣道は、必ず防具をつけて競技します。剣道の防具は、次のように四つあります。
※・面(めん) ・小手(こて) ・胴(どう) ・垂(たれ)
それぞれの名前をよく覚えておきましょう。
◎稽古着と袴を着るときの注意
(1)稽古着の後がふくろにならないように注意します。
(2)えりがぬけないようにします。
(3)腰板が下に落ちて、袴が後ろ下がりにならないようにします。
(4)ひもは真結びにして、下腹を抱えるようにしめます。
あまったひもは両側におしこんでおくようにします。
※竹刀の打突部
竹刀は日本刀のかわりとして使われているものです。
刀でいちばん大切なところは、切先三寸(きっさきさんずん)といって、切先から約二〇~三〇センチメートルのところです。
竹刀の場合も同じで竹刀先から約三〇センチメートルまでのところを打突部と呼び、ここで打つように決められています 。
特に、弦の反対側を刃部と定められていますので、刃部が正しく当たるように打たなければ なりません。
※技のいろいろ
剣道で技というのは、有効打突な打突をする方法をいいます。
状況に応じたたくさんの技があります。
剣道の技を、大きく分類すると。
「しかけていく技」と「応じていく技」のふたつになります。
しかけていく技というのは、自分から相手の構えをくずして打っていく技です。
相手の竹刀を払ったりして、その防御のスキをねらう技です。
応じていく技は、逆に、相手が打ってきたところをはずしてから反撃する技です。
※しかけ技
1 正面打ち 小手打ち 胴打ち
2 二、三段技
3 出ばな技
4 はらい技
5 引き技
※応じ技
1 抜き技
2 すり上げ技
3 返し技
4 打ち落とし技
※基本ができないまま、むりをして新しい技を覚えない。
これらの技は上達の度合いに合わせてだんだんと身につけていくべきもので、はじめからすべてを覚えるのはむりなので、小中学生のうちは「しかけ技」をしっかりと覚えることがなによりも大切となります。
「しかけ技」は剣道の中心になる技で、打つためにはかかせない技です。また「応じ技」も「しかけ技」をもとにしてありますから、練習の段階が進んでいろいろな難しい技を学ぶようになっても、くり返し練習しなければなりません。それだけに、自己流の練習をしたりして、ゆがめられた動作が身についてしまうと、さまざまな技が伸びなくなってしまうことにもなります。
いつも正しく行えるよう、正確な動作で練習しましょう。