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*体当たりの方法

*体当たりの方法


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※体当たりの方法
体当たりは打ち間から十分に気を満たし相手の正面に打ち込み、その余勢とさらに満身に気勢を充実せしめ、力を込めて少しあごを引き手元を下げ腰を据えて強く弾力あるように特に下腹に力を入れ、双拳を先に立てて敵の体にぶつかり、その時に下から相手を押し上げ突き倒し、その後に打ち倒されないように身を捨てて敵を圧倒する。
 時には相手の構えに復することなく、面に打ち込んでぶつかり小手に打ち込んでぶつかり胴に打ち込んでぶつかるというように連続的に実施し練習することが必要であります。この体当たりは稽古の前後の打ち込みの時にのみ実施するものでなくして、稽古中にも時々実施して練習することが必要であります。
 敵の力が強くて動かない場合は敵の右にても左にても敵の体をやや斜めに押すようにしてぶつかるのがよいのであります。
 体当たりに連携して追撃の動作をも兼ねて行うことが必要であります。体当たりをすれば敵は倒されないようにするため、いずれかにすきを生ずるものでありますから、その機を逸せず面なり小手なり胴なりを追撃するものであります。この動作は相当に上達せねば実施困難であります。
体当たりを行うのに以下の件に注意を要します。
イ、無暴に力を入れないこと
ロ、攻撃と体当たりを別々に区切って行わないこと
ハ、打ち込みの余勢を利用しただちにぶつかること
ニ、頭を下げて敵を見ずにぶつからないこと
ホ、腹を出し上体を逸らしてぶつからないこと
ヘ、少しあごを引き、少し前かがみになり腰を据え両足を踏ん張り気合いを充実させてぶつかること

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